お別れの時間です。
涙ながらキーちゃんにお別れを告げて 僕たちは 下山し始めたんよ。
登りとは違うコースなんよ。
しばらく歩くと、
こっちの道で、あってるのであろうか?
と 隊長が不安な事を呟き始めたんよ。
まだ 小屋を出て少ししか動いていなかったので 一旦
小屋に戻って キーちゃんに道を教えてもらおう。
って事で話はまとまったんよ。
僕は考えました。
考え抜きました。
この笛を吹けば キーちゃんの方から 僕たちの元に来てくれ
るのではないではなかろうか!?
吹きました。
力いっぱい吹きました!!
ピー!!
…。
ピー!!!
…。
キーちゃん、本当に来た!!!
さらに続く。